イチゴはそろそろ終わり。キュウリがなり始めました。
キュウリは水分が多く、栄養価は低いのですが、歯ごたえや爽やかさは換えがたい。
日本人一人当たりのキュウリ消費量は世界一だとか聞いたことがあります。さすが河童の国。
アメリカではほてりをとるというのでキュウリを水につけたものがCucumber Waterとして飲まれているらしいです。
江戸時代の頃までは熟したキュウリを食べていたそうです。
熟すと黄色くなるので、「黄うり」→「キュウリ」となったといわれています。
熟れたものはもう一つの味らしく(私は黄色くなったものは食べたことないです)、水戸光圀は「毒多くして能無し」。本草学で知られる貝原益軒は「下品なり。味良からず、かつ小毒あり」。もうくそみそに言ってますね。
ウリ科は確かに苦味成分を含んでいて、メロンやスイカを食べていても苦味を感じることがありますね。
ゴーヤはむしろ苦味自体を食べている感じですが…。
今の味を知ったらなんていうだろう。
キュウリは雄花と雌花に分かれている植物として手軽に栽培でき、観察にも適当だし、でもって食べられるし、ぜひ育ててみてください。
巻きひげや実が大きくなる様子など、きっと観察するに値する植物のひとつです。
この夏、いろいろなことを体験・観察してみてください、と先日のクラスミーティングでもお話ししたのですが、身近でできること、たくさんあります。
それが学習のとっかかりになるケースがかなりあるように思います。
(五日市教室A)