畑のありんこ(338)

2014051209400000続いて柑橘の木々が花を咲かせ始めた。
庭中いい香りがしています。
柑橘は白い清楚な花が咲きます。

柑橘の仲間は前の年に伸びた枝に花芽がつきます。
ですのでそういう枝を剪定しすぎると花が咲かないことになります。
また、春枝、夏枝、秋枝とそれぞれに成長のしかたが違いますので、それぞれに切り戻し方が異なります。
これに樹形を予想しながら剪定することになる。
以前はおそるおそる切ってましたが、だいぶ上手にはなったらしい。ちゃんと花が咲くので(笑)。
うちで一番古いミカンの木はもう20年くらいになります。

ゆずで有名な馬路村に行ってみたい。
ゆず加工品を全国に流通させることに成功した、有名な村ですね。
生産、加工、販売まで第六次産業化した先駆例です。
昨年高知にいったときには足を伸ばせなかったのですが、お土産に馬路村のゆずの寿司酢と濃縮果汁を買って帰りました。
これが美味しい。

しかしひとつの農産物で生き残りをかけるのはなかなか難しい。
ただ農産物を売るだけではなく、消費者がほしい製品に加工し、情報発信する。
新しい農業のカタチが全国的にも広まっていて、道の駅も増えたし、新鮮野菜を買える場所もあちこちにできてきました。
首都圏ではネットで思うところから野菜を取り寄せる人も多くなってきているそうです。
安全性(放射能の問題もありましたから)、新鮮さ、値段、伝統野菜、福袋的な楽しみなど、尺度も多様。農家もただ育てるだけではない時代なのです。

生きることとは、食べること。
安全だとわかるものを食べていきたいものです。
育ててみたらわかりますが、虫くいや汚れひとつない野菜や果物って、なかなかないんですよ、普通。
きれいに作ろうとするとものすごい手間がかかるものなのです。
だから「規格外」という言葉がキライです(笑)。
(五日市教室A)