気になるニュース172回「あまちゃんの鉄道」

【問】

4月上旬に東日本大震災で被害を受けた三陸鉄道が全面復旧しました。
三陸鉄道は北○○○線と南○○○線とに分かれているのですが、この○○○に入る、三陸海岸に特徴的な地形名を表すカタカナは何ですか。

【答】

リアス

北リアス線は、岩手県宮古市と久慈市を結び、南リアス線は釜石市と大船渡市を結んでいます。
非電化区間ではありますが、地域の方の足となっている鉄道で、私も学生のころ、南リアス線には乗ったことがあります。
社長の判断で、早くも震災の5日後には一部区間で運転を開始し、3月末まで運賃無料で運行したことも注目を浴びました。

谷の多い地形に地盤の沈下か海面の上昇によって海水が入りこみ、複雑な入り江となった地形をリアス(式)海岸といいます。

中学入試では、三陸海岸の他に、若狭湾、紀伊半島東部の志摩半島付近、四国の宇和海、長崎県の九十九島などが津波や真珠の養殖など、関連したことがらと組み合わせてよく出題されています。

のこぎりの歯のような地形を列車は走ります。
トンネルと開けた小集落の繰り返しが続き、それぞれの村にそれぞれの暮らしがあるんだろうなあと感慨にふけったことを思い出します。
どうか復興が足をとめませんように。

(五日市教室A)