【問】
2014年2月21日に、文化庁の文化審議会は訓読みが同じ漢字、「異字同訓」の使い分けの事例を示す手引を42年ぶりに見直しました。
ところで、この文化庁は何省に所属していますか。
【答】
文部科学省
「異字同訓」は、塾のテキストでは「同訓異字」という名前で学習するものです。
人に「会う」、意見が「合う」など、同じ訓読みをする複数の漢字の使い分けについては、昭和47年に手引がまとめられましたが、去年、文化庁が行った調査で「漢字の選び方で迷うことがある」と答えた人が全体の4分の3にものぼったことなどから、42年ぶりに見直されました。
新たな手引では、それぞれの漢字が持つ意味や使い分けの考え方などが詳しく説明されています。
例えば、「とぶ」について、ソチオリンピックでも注目されたスキージャンプのような空中を移動している状態の場合は「飛ぶ」、フィギュアスケートのジャンプのように地面を蹴って高く上がる場合は「跳ぶ」をつかうとしています。
ただし、「あくまでも一つの参考としてしめすものであり、ちがう使い方を否定するものではない」とのことです。
学校の教育に関することから世界遺産の管理と幅広い仕事を持つ文部科学省ですが、こういった日本語の使い方にもかかわっているのですね。
(皆実教室T)