それでもI will be…(262) 

入試も一部を残すのみとなり、結果や進路もほとんどの生徒が決まったころかと思います。
塾に来る学年も一学年減ったためか、少し寂しく感じますね。
もっとも、今週からはオープンスクールも始まりましたし、来週からは新中講座も始まりますから、こちらも気を抜いてはいられません。
いられなかったはずなのですが……恥ずかしながら、この冬初めての風邪をひいてしまったようです。
発熱はほぼなかったものの、鼻はつまる、のどは痛む(こののどで社会の説明を一気にするのはなかなかの痛みでした)、体はだるい、ともっと若いときにははねかえせていたような症状にも負け気味です。
生徒たちには「まだ若い!」と言い張っている私ですが、体調を崩したときには「それでも大学生だったころとは違うよなあ」と思わされてしまいます。

歳月の流れを感じるといえば、もう一件、こんなこともありました。
会社に向かう途中、私が以前の塾で高校受験を指導した生徒に声をかけられました。
実はこの生徒、昨年秋ごろに、某私立大学のAO入試を受けるとのことで小論文の相談に来たのです。
よく頑張りましたが、その大学には落ちてしまいました。
その後、某公立大学のAO入試に合格し、そちらに進学するとの報告はもらっていたのですが、もう一人暮らしをするアパートも決めてきたそうです。

つい最近まで自分が大学生で、卒業してすぐの就職先でその子に国語や英語を教えていたはずなのに、その日にその子から出た質問は、
「どんなアルバイトしたらいいと思う?」
「食費って1ヶ月にどれくらいかかる?」
「授業の予習復習っているの?」
「部活とかサークルはやった方がいい?」

本当に、つい最近まで自分がその立場にいたつもりだったんですけどね。
社会人の自覚はもちろんありますが、大人になってくると時が経つのを早く感じるようになるというのは本当のようです。

もう少しすれば塾でも新年度が始まります。
きっと、あっという間に今の五年生たちが受験を迎えるようになるのでしょう。
生徒たちに実りある授業ができるように、早く過ぎていく日々を頑張りたいと思います。

(五日市教室T)