○何たって理科!
先日、寒い日に生徒が水たまりに出来た氷を持ってこようとしていたようです。
教室がびちゃびちゃになっては困るだろうと気をきかせて断念したとのことでした。
さて、氷といえば5年生の理科で水の状態変化を勉強しますが、『過冷却』ってご存じですか。
普通、(1気圧下で)水は0℃で氷へと変化します。
ところが、氷になるための核がなかったり静かに温度が下がっていったりした場合、0℃以下になっても凍るのを忘れていたかのようにそのまま水の状態になっていることがあります。
これを『過冷却』といいます。
刺激を与えると思い出したかのように慌てて氷になる様子は、まるで「うっかりさん」みたいです。
コツをつかむと家庭でも『過冷却』状態のペットボトルを作ることが出来ます。
これを静かに机の上に置いておいて、ドンと置き直す。
まるで手品のように急に水が凍り出すといった具合です。
見ていて楽しいですよ。魔法みたいです。
過冷却ペットボトルの作り方です。
ペットボトルに静かに水を入れてしっかりふたをします。
乾いたタオルでくるんで4時間ぐらい冷凍庫に入れておきます。
これで凍っていなければ『過冷却』状態のできあがりです。
なかなかうまくいかないことも多いのですが、ぜひやってみてください。
(五日市教室K)