それでもI will be…(258)

 早いもので気付けばもう2014年になりました。
 6年生にとっては受験直前の一番大切な時期ですね。
 他の学年にとっても、新たな目標を立てて一番気合いが入っている時期ではないでしょうか。
 そんな時に気をつけてほしいのが、無理をし過ぎないことです。
 6年生は受験本番に向けて日々の努力はもちろん重ねてほしいですが、メリハリを考えずに詰め込みすぎて体調を崩しては本末転倒です。
 他の学年にしても、目標は1年かけて達成していくものですから、年の頭からエンジン全開でがんばりすぎると、途中でガス欠してしまいます。
 
 そうは言っても特に受験を控えた6年生は、焦るなと言っても無理な話でしょう。
私たちも塾でお子さんたちに話はしていきますが、こういった時に一番大切なのは、お父さんやお母さんが子ども以上に焦りすぎないことです。
 課題を出したり、質問に答えたりすることは私たちにもできますが、その子の体調や精神状態を慮って調節してあげられるのは、ご両親しかいないと思います。
 もちろん、ちょっと気が抜けているな、と思われたときにしっかり勉強するように指摘することは必要です。
 しかし、強迫観念に駆られて「これもやってみたら」と新しい問題集を追加してみたり、しっかりメリハリをつけて決められた課題を終えたのに、「じゃあもう少しがんばってこれも……」といたずらに勉強時間を延ばしたりすることは、お子さんによっては逆効果です。
 不安でしたらこちらに相談していただければ適切な教材や量のアドバイスをいたしますし、こちらからの応援ももちろんします。
 ですが、塾に来た生徒に「疲れているみたいだから少し休んだら」とは言えないわけです。
 塾に来ている間は勉強する時間なので、ここで気を抜くようには言えません。
 だからこそ、家ではメリハリをきちんとつけて、休むときには休ませてあげてほしいのです。
 自分の子どもではない私たちでさえ不安はありますから、ご両親の不安はさぞ大きいものと思います。
 そこをこらえて、ぜひお子さんにとって良い休息を与えていただけるよう、よろしくお願いいたします。

(五日市教室T)