山栗は甘い。
粒は小さいんですけど、普通の大きめの栗より甘みが凝縮されているって感じです。
少し拾ってきてゆでたのですが、娘は黙々と包丁で割り、ほじって食べてました(笑)。
確かに甘いんですよ、これが。
木の実は古来貴重な食料で、青森県の三内丸山遺跡ではクリやクルミなどの殻が出土しています。
この出土したクリの遺伝子型が多様でなく揃っていることから、クリの栽培をしていたのではないか、という説もあります。
少なくとも集落の近くに収穫を目的としたクリ林があったことは間違いないでしょうね。
「いが」のことを殻斗といいます。
クリやブナは実を包むようなかたちですし、シイとかカシとかいわゆるドングリって呼ばれる実は吸盤のようなかたちをしています。「ぼうし」の部分ですね。
そのぼうしも同心円状だったり、けばけばだったり、ウロコのような模様だったりと多様ですが、ブナ科の木の実の特徴です。
進化の過程でそういう形状を選ぶ何かがあったのでしょうね。
自然のふしぎさ、奥深さはこんなところからも味わえます。
クリのいがの必要性はわかりやすい気がします(笑)。痛いもん。
どんぐりを使ったおもちゃをいくつか作りました。
幼稚園に展示してもらうことになりました。
(五日市教室A)