早いもので、5回目の読書交歓会も終了しました。
今回はどうやら地域のイベントや学校の催し物と重なってしまった生徒が多く、参加数は過去最少の2名となってしまいました。
ですが、2人とも過去に参加したことがありますし(特に1人は皆勤賞)、いつもよりちょっと深い本の紹介を行いました。
ストーリーのあらすじだけでなく、物語の世界観や、主人公の特徴、お話の中で登場人物がどのように成長していくのかについても、詳しくほりさげました。
そして、本の内容以外の発見もありました。
ちょっと国語と言うよりは社会の勉強だったのですが、集まった本の中で価格の表示がちがう本が1冊混じっていました。
その本は平成5年に出版された本で、「定価390円(本体379円)」とありました。
割合の計算を習っている生徒は気付くかもしれませんが、本体の価格にかかっている消費税が3%しかないのです。
来年には消費税も8%になり、本の価格も上がってしまうわけですね……。
ただでさえ活字離れが進んでいるのに、価格を理由にその流れが加速しないことを祈るばかりです。
皆さん、もっと図書室や図書館を利用して、お財布に優しい読書をしましょう。
もう1つは、あとがきや著者紹介に関するものでした。
普通、あとがきや著者紹介と言えば、本の簡単な内容や、作者の略歴を紹介するようなものが多いですが、一風変わったものもあるようです。
例えば、このような著者紹介がありました。
「兵庫県原産、大阪地方に棲息する雑食性の中型哺乳類。(中略)性質はいいかげんで、春から秋にかけてはぶらぶらしており、冬はごろごろしている」
普通にどこの大学出身で、どういう賞を受賞して、と書かれるよりは作者に対して親しみがわいたり、本に対するハードルが下がったりするのかもしれませんね。
次回の五日市の読書交歓会は12月7日になります。
来年度以降どういった形にするかは未定ですが、とりあえず、今年度の五日市の交歓会は12月で最後です。
読書をする子もしない子も、ぜひ思い切って参加してみてください。
特に4年生は、来年からの5年生の勉強につなげるためにも、読書をして語彙を増やしましょう!
5年生も来年は6年生で色々忙しくなりますし、興味があれば参加してみてくださいね。
やる気があれば、他教室からの参加もお待ちしております。
(五日市教室T)