先日読んでいた本に、
「子どもをほめる場合に、能力や才能ではなく、努力の過程をほめましょう」
といった一節がありました。
才能ばかりをほめると、より困難な課題が与えられた場合、子ども達は「自分には才能がないからできない」と諦めてしまう傾向が見られ、努力の過程をほめられた子ども達は、困難に立ち向かっていく傾向があるとのことでした。
教育書でもなく、研究の出典が記されていたわけではないので書名は控えますが、なるほどなと思ったものです。
アイルでは「ほめる」ということを、指導の上でのキーワードのひとつにしています。
ただ、ほめ方やタイミングひとつでその効果は大きく変わるのも確かです。
そうしたよりよいほめ方やタイミングを見極める能力を身につけることが、私たち講師にとっては最重要課題であるわけですが、子ども達一人ひとりポイントが異なるので、むしろ柔軟性こそ本質ではないかと思ってみたり。
科目内容を教えることはプロである私たちにとって難しいことではありませんが、こと「教育」となると、本当に試行錯誤の連続です。
そのなかで少しでも良いものを、お子様や保護者の方にお届けできればと、思っております。
お気づきの点がございましたら、どうぞご遠慮なく各教室までお問い合わせください。
(己斐教室S)