それでもI will be…(244)

たまに縄跳びをします。
軽く1000~2000回くらい。
なんていうと、「え、そんなに跳ぶの?」なんて驚かれることがあるんですが、縄跳びを1000回跳ぶのに、10分もかからないってご存知でしょうか?
驚く人は、一様に「1000回」という見かけの数に圧倒されているわけです。

勉強でも同じことがいえます。
6年生に向かって、「この日曜日は、地理分野を全部一気に見なおしてごらん」なんていうことがありますが、子ども達は「え、そんなにムリ」という顔をします。

でも、地理のテキスト(5年上)を開いてみると、まとめの回を除いて、全部で15単元しかないんですよね。
15単元のうち、説明のページは各6ページ。
ということは、15×6=90ページほど、説明のページがあることになります。

もちろん、この90ページを熟読するとなると、とても1日で見直しなんてできません。
では、熟読ではなくて、線を引いたところをざっと目で追うだけなら、あるいは、まだ頭に入っていないところを追うだけなら、どうでしょう?
1ページに1分くらいしかかかりませんから、地理の全単元を見なおしても90分(1.5時間)で済んでしまうわけです。

それでは覚えられない?
当たり前です。
でも、少なくとも自分が覚えているところと覚えていないところを、明確にすることはできますよね?
次回、読みなおすときに、覚えていない部分だけ読めばいいのです。
そうすると、今度は半分の45分で済むかもしれません。
さらに、その次の回は20分で済むことでしょう。
ほら、ずいぶん、気軽な感じがしてきませんか?

当然、精読したり、覚えていない事柄を真剣になって覚える時間も大切です。
でも、こうして短時間で一気に全体像をつかむ。
そんな学習もまた「あり」なのです。

いろいろ工夫して、自分にぴったりのやり方を見つけていきましょう。

(己斐教室S)