大学時代の恩師が亡くなられた。
1968年に日本人として初めて南極点に到達した人だ。
私の大学時代には「自然地理学」の教授として、「活断層」の研究や「インドの地誌」の研究に没頭されていた。
思い出深いのは大学3年の時、調査で徳島を訪れたおり、当時はまだ着工前だった「明石海峡大橋」の現場にて
「ここ、あぶないんだよな。実は活断層がある。」
と、私たちに説明してくれたこと。
阪神・淡路大震災の時に先生の言葉を思い出して、改めて「活断層」の研究を進めていくことが重要なのだと思い知らされました。
病床においてもライフワークであった「インド地誌」の研究は続けられていたそうで、その整理を終わらせるまで頑張られたそうだ。
山登りが大好きだった先生。
コツコツ研究を積み重ねていくことも一歩一歩着実に登っていくことも中間点では苦しいと感じることはあっても、達成したときに大きな喜びを得られるという意味では共通するものがあるのでしょう。
勉強というものは終わりがない。一生続いていくものだ。
そんなことを強く感じながら、私も改めて頑張らないといけないなと感じたのでした。
(アイル代表)