【問】
今月の18日に爆発的噴火をした九州の火山はなんですか。
【答】
桜島
18日に鹿児島県の桜島で、噴煙が上空約5000メートルに達する爆発的噴火がありました。
「ドカ灰」といわれるほどの大量の火山灰が降り積もり、清掃車や散水車が灰の除去作業を行いました。
桜島は通常も噴煙をあげている活火山で、火山灰が降ってくるのは日常のことです。夜中にとつぜん噴火の音が聞こえることもあります。
外に洗濯物や布団を干すと灰まみれになる可能性があるため、天気予報で風向を確認します。外出するとき傘が必要なこともあります。窓をあけっぱなしにするなんてとんでもない。白い服や黒い服も避けたほうがよいです(笑)。水玉やまだらの模様がつきます。
各家庭にも灰を回収して捨てるための克灰袋が配付され、それに灰をつめて捨てます。
多い年は処理費用に5億円以上かかることもあります。
雪国では雪の処理が大変なのですが、鹿児島では灰なのです。
火山がそばにある暮らし…なかなか想像できませんね。
もちろん、この灰がつもってシラス台地を形成しているわけで、南九州の産業に大きく関わっている火山でもあります。
大正の噴火で溶岩により大隅半島とつながったため、今は「島」ではなくなっていますが、鹿児島のシンボルのひとつであることにかわりはありません。
日本は火山の多い国です。中国地方には目立った活動中のものはないのですが、災害大国に住んでいるのだということが実感される件でした。
(五日市教室A)