6年生の皆さんは、もうすぐ外部での模試も始まります。
ほとんどの子はCOMPASS以外のテストで、このようなあらたまったテストを受けるのは初めてではないでしょうか。
会場にはアイルの塾生でない子も多いですし、見慣れた先生もいません。
塾ではリラックスしている子も、ここぞとばかりに緊張して実力を出し切れない子が多いのではないでしょうか。
そんなことも考えたときに、子どもたちに1つだけ伝えるメッセージを考えるとしたら…………
「がんばって、いい点を取れよ!」でないことだけは確かですね。
がんばってほしいとは思いますが、ほとんどの子にとっては余計なプレッシャーをかけてしまうだけでしょう。
そこで、私の場合は…………「緊張も含めて、よい経験をしてきなさい」でしょうか。
点数の良い悪いにかかわらず、様々なことを経験し、自分を知るチャンスです。
自分が緊張しやすいのか、しにくいのか。
緊張したらどんな状態になるのか。
解くペースが速い教科、遅い教科。
テストとテストの間の過ごし方。
短い時間で復習するにはどのような方法がよいか。
全てそういった特別な場でしか経験できないことです。
点数そのものよりも、まずは初回ですし、そういった経験の方が貴重だと思います。
それに模試の成績など、言い方はどうかと思いますが1つの基準であって絶対ではありません。
私事ではありますが、私が高校受験をした時に受けた模試で、第一志望の高校は3回中3回ともEでした。
完全に落ちると思っていましたね。
合格圏どころか、Dにすら上がれないんですから。
最後の1回なんて結果を見るのは親に任せて、そんな暇はないとばかりに英単語を覚えていましたね。
それでも結果は、補欠とはいえ合格できたのですから、模試の結果も鵜呑みにすべきではないのでしょうね。
特にほとんどの6年生にとっては9月が初めての模試です。
結果よりもまずは、模試を受ける、という経験を得てきてくださいね。
(五日市教室T)