「ハビタブルゾーン」という言葉を知っていますか?
日本語では「生命居住可能領域」と言って、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる場所を表しています。
先日、地球から22光年という近い場所にある「グリーゼ667C」という恒星(太陽と同じ自ら輝く星)の周りを回る3つの惑星がすべて「ハビタブルゾーン」内にあり、理論上では生命が存在できるという「スーパーアース(巨大地球型惑星)」であるという発表がありました。
宇宙人の存在がにわかに現実のものとして、実感できるような気がします。
宇宙の広大な広さから考えると、22光年というのはとても近いのでしょうが、私たち人間の持つ科学力、技術力からすると「まだ到達できない。」というのが本当のところでしょう。
しかし、この宇宙に地球と同じような惑星が多数存在するということは、なんだかわくわくしませんか?
ちなみに「ハビタブルゾーン」は、惑星の表面温度が生命が潜在的に生き延びられる液体の水を維持できるかもしれない程度とされていて、それは0、97AU~1、39AUという範囲で表されています。
AUとは何でしょう。
単位の一つで、「天文単位」といいます。
1AU(1天文単位)は、太陽から地球までの距離と同じです。
5・6年生なら約1億5000万kmだってもう覚えてますよね?
正確には149597870、7kmとなっています。
ちなみに地球の内側に位置する金星は0、72AU、外側に位置する火星は1、52AUでどちらも「ハビタブルゾーン」から外れているということになります。
こうした発表があるたびに、こうした研究によって様々なことが解明されていくことに驚きと感動を覚えずにはいられません。
人間はどこまで「知る」ことができるのでしょうか?
そういえば、1977年に地球を出発した「ボイジャー1号」は今、太陽系の一番端に近づいているのだとか・・・
地球から180億kmも離れたところにいる「ボイジャー1号」は今も地球にいろいろなデータを送信し続けているそうです。
2020年に稼動停止する予定だそうですが、それまでに太陽系の外の貴重なデータを人間は手に入れることができるかもしれません。
楽しみですね。
(アイル代表S)