東南アジア原産の熱帯魚です。色の鮮やかさも目をひきますが、強いなわばり意識を持ち、「闘魚」という別名のとおり、他の個体が近づくと激しく威嚇・攻撃する性質を持ちます。背びれや尾びれ、エラまでを最大限に広げ、ふるわせて威嚇します。1匹で飼っている場合は、鏡を使うとこのフレアリングが観察できます。また、ベタはラビリンス器官という空気呼吸が可能なしくみを持っており、水中の酸素が少ない状態でも生きていけます。熱帯の川は流れもおそく、水温も高いため、酸素が水にとけにくい状態です。これに適応したものと考えられています。日本人が海藻を消化できるように環境に合わせて適応したのと同じですね。