いきものばんざい(106)

カテゴリー: ■いきものばんざい

トノサマガエル【関東には殿様はいない ~トノサマガエル~】カエル目アカガエル科
 私が子どものころにカエルといえば、トノサマガエルを筆頭に、アマガエル、そしてイボガエル(ツチガエル)でした。まだ小川とか水田があちこちにありましたので、すぐそばに住んでいる、という感覚の生きものでした。最近は生息地が減ってしまって、あまり見かけなくなってしまいました。殿様のように背を伸ばして座っている堂々とした姿から名づけられたという説があります。ところで、関東地方でトノサマガエルとよばれているのは、ダルマガエルというカエルです。トノサマガエルは関東地方には生息していません。

畑のありんこ(712)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

菜の花菜の花が開き始めました。
おひたしなどにするとほろ苦い春の味。
今日は「菜」という漢字について。

「采」は「爪で木の実をとる」意味から。手でとるのが「採」、模様やいろどり、形を表す彡をつけたものが「彩」ですね。人が摘み集めた植物が「菜」なのでしょう。百人一首にも「春の野に出でて若菜つむ…」とあります。

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畑のありんこ(711)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

ハヤトウリK先生にダイコンをさしあげたら、代わりに自然薯とハヤトウリをもらいました。わらしべ長者か(笑)。
ちょうど正月のテレビのポツンと一軒家でハヤトウリが出てきたのを見た直後だったので、少々ウケました。
あまり栽培されていないといわれるのですが、ちょくちょくもらうことがあります。
個人で楽しむ感じでは栽培されているのですかね。

一軒家の自給自足の生活を見るにつけ、今の生活は便利きわまりないなあ、と思いました。
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いきものばんざい(105)

カテゴリー: ■いきものばんざい

スミレ【念には念を ~スミレ~】キントラノオ目スミレ科
 スミレは虫に花粉を運んでもらう虫媒花です。春に開花しますが、花びらの内側が目立つ模様になっているのも虫を呼ぶため。花びらを細長く筒状にして、特定の虫だけが蜜をもらえるしくみになっています。さらに夏には開花をやめ、閉鎖花というつぼみの状態で自家受粉します。虫に花粉を運ばせる方法と、自分自身で受粉する方法の二段構えです。さらに種子を遠くまで発射できるうえに、種を運んでもらうためにエライオソームというアリが好む物質を種子につけています。一体何段構えの戦略なんだ…と思いますが、これが地面の上20cmで繰り広げられている生存競争の一つです。

謹賀新年

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新年、明けましておめでとうございます。

保護者の皆様、ならびに生徒の皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。​

一昨年来の新型コロナウイルスの影響は学習現場にも及びましたが、そんな状況にあっても塾生の皆様が真剣に学ぶ様子には目をみはるものがございました。

本年も職員一同、全力でお子様の指導にあたって参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。​
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。​

アイル代表 佐藤聖二