畑のありんこ(596)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

空蝉例年ブロッコリーの脇芽が終わると、葉っぱをウサギや小鳥の餌にしていくのですが、娘に庭から持ってきてもらったブロッコリーの葉っぱにセミの抜け殻がくっついていました。
小学生のとき、抜け殻ばかりをたくさん集めたりしませんでしたか。

ここ数年、庭にセミの幼虫が地中から出てきた穴が見られます。ほとんどがクマゼミです。
クマゼミ、数が増えましたね。朝からうるさい。
泥だらけのニイニイゼミの抜け殻はついぞ見なくなりましたね。声も聞かないし。
子どものころから身の回りの自然が変わっていっている気がすることの1つです。

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畑のありんこ(52)

カテゴリー: ■いきものばんざい

ナミアゲハ【靴下化学兵器発動 ~アゲハチョウ幼虫~】鱗翅目アゲハチョウ科

 アゲハチョウの仲間ではナミアゲハをよく見かけます。ぱっと見ただけではキアゲハと区別がむずかしいですが、キアゲハはもっと濃い黄色をしています。成虫は似た雰囲気ですが、幼虫はかなり見た目が違います。各アゲハチョウの幼虫が見分けられるようになるとなかなかの通ですが、彼らの共通点として、つつくと頭と胸のさかいめから、臭角という角をつきだすことがあります。ふだんは靴下を裏返したようなかたちでしまわれていますが、刺激を受けると、これを体外へ押し出し、においで敵を撃退します。においは生き物にとって、さまざまな目的で使われる手段になっています。

畑のありんこ(595)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

トウガラシ島トウガラシが赤くなってきました。
普通のトウガラシより丸くてころんとしている、かわいいトウガラシですが、結構な辛さです。
青い実を醤油に割り入れて刺身を食べると、ぴりっとした辛さでおいしいです。ワサビとは違った風味を楽しめます。
この実を泡盛につけこんだのが、コーレーグースーです。

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畑のありんこ(594)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

シロウロコツルタケ①暑い日が続いています。
先日、久しぶりにおおの自然観察の森に行きました。水があり、木に囲まれているところはやはり涼しいですね。

歩いていると、路肩にわりと大きいテングタケっぽい形のキノコがいくつか生えているのに気づきました。
シロウロコツルタケかな。
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理科実験観察教室「-196℃ の世界」in なぎさ中学校高等学校

カテゴリー: ■イベントギャラリー

8/3(土)に、なぎさ中学校高等学校の教室をお借りして、毎年恒例の理科実験観察教室を開催しました。
液体窒素を使った20種類近くの実験は、子ども達はもちろん保護者の方にも楽しんでいただけたものと思います。
実験の間中、笑顔と歓声にあふれる教室となりました。
また、なぎさ中学校の田中教頭には、「なぎさ校内ツアー」を開催いただきました。
深くお礼申し上げます。

いきものばんざい(51)

カテゴリー: ■いきものばんざい

シャガ【3倍体 ~シャガ~】キジカクシ目アヤメ科

 普通の生き物は、両親から1組ずつもらった、計2組の染色体(生物のもとになる情報…DNA)を持っているのですが、3組の染色体をもっている生き物もいます。これらの生き物のことを「3倍体」といいます。ヒガンバナ、シャガなどがその代表です。これらの植物は「不稔性」といって、種子ができにくくなっています。染色体が3組あるので、うまく3つに分かれていかないためです。バナナや種なしスイカはこの性質を利用しています。魚ではアユやアマゴ。3倍体のメスは卵を産まないため、その栄養が成長に回り、大きくなることが知られています。自然環境の変化によっても3倍体になるものがあることがわかっています。