過ぎてしまいましたが、冬至に「ん」のつく食べ物を食べるとよい、という言い習わしがあります。
七つ食べるとさらによくて、レンコンとか、ニンジンとか、キンカンとか「ん」が2つ入るとさらにいいらしい。
運気が上がり、幸運が訪れる。
冬至は太陽が出ている時間が最も短い日で、ここから日は少しずつ長くなっていきます。
いってみれば、冬至を境に太陽の力がもどってくるわけで、一年の切り替えの時期といえなくもない。
「ん」はいろはの最後に置かれる文字でしたから、それと重ね合わせての風習のようです。
この寒くなってくるなか、ちゃんと発芽したマメがえらい。
10度くらいあると、日数はかかっても発芽するそうですが、目の当たりにすると感心します。
この種まきは春に備えてのものです。
しかし地面が凍結したりする日もある冬、多くの植物が枯れてしまうのですが、枯れてしまわない植物もあります。
樹木はともかく、草はなりも小さいし、地面に近いし、ハクサイなんて冬の朝には外葉が凍ってぱりぱりになっているときもあるのに。
糖を作って凍らないようにしたり、結球して中まで凍らないようにしたり、体内の水分を移動させて、一部は凍るが他は凍らないようにするしくみを身につけたりと、その工夫は見事なものです。
えらいなあ、と燻製をつくりながら窓越しに畑をぼんやりながめていました。
今回はカマボコ、チーズ、卵、甘塩の鮭などを燻煙したのですが、タコの足を薄切りにして、塩と粗挽きコショウとタイムで味つけしたのがおいしかったです。
(五日市教室A)
ミノムシはミノガという蛾の幼虫です。ミノ(蓑)というのは、昔の雨具ですね。ゲゲゲの鬼太郎の子泣き爺が着ているやつです。ミノムシのミノを破ってみた人は知っていると思うのですが、なかなか破れません。かなりの力が要ります。この中に入って羽化を待つわけですから、防寒と外敵から身を守るためにも、頑丈なつくりでないといけないわけです。ところで、この木の枝などにさがっているミノは、なんと移動していきます。ぶらさがっている糸をかみ切って、ミノをぶら下げたまま。幼虫の間は葉をもりもり食べますので、一か所にいるとたちまち葉を食べつくしてしまいますからね。最近は数が減ってしまっている虫です。
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