【ストレス軽減効果 ~クラゲ~】刺胞動物門鉢虫綱
ふわふわただよう姿を見ていると癒(いや)される…という声が多い動物です。全国的に今、クラゲは静かなブームです。展示の種類も数も増え、山形県の鶴岡市にある加茂水族館のように展示数世界一をほこるクラゲ水族館も。それだけ現代人はストレス抱えてるんでしょうか。クラゲの映像を見る前後で、唾液の中のストレスに関係する物質の濃度を調べたら、見た後ではその数値が低下することが報告されています。不思議なかたち、ゆっくりとした動き、かさのリズム、弱い水流にも流されていくようなおだやかさ。生態も独特です。若返りをくり返すベニクラゲは不老不死のクラゲとも呼ばれ、そのメカニズムが研究されています。
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カテゴリー: ■いきものばんざい【がんばれ日本固有種 ~イシガメ~】カメ目イシガメ科
近くの川の橋からよくカメを見かけます。小さい個体が複数そばにいたことがあるので、繁殖もしているようですが、先日川に降りていって、あいさつをしてきました。イシガメでした。日本固有種。外来種のミシシッピアカミミガメ(昔よく、お祭りで「ミドリガメ」として売られていたカメです)ではありませんでした。彼らは大きくなると世話ができなくなって野外に逃がされたり、あるいは脱走したりして定着し、多くの池や河川で優(ゆう)占(せん)種(しゅ)となっています。彼らが悪いわけではないんですけどね…。で、見つけた子は、甲らに赤い塗料のようなものがついてました。調査でもされたんかな?
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カテゴリー: ■いきものばんざい【絶滅危惧種】
近い将来、絶滅が心配されている種のことで、日本では主に環境省が調査と評価を行っています。レッドリストは絶滅寸前(CR),絶滅危惧(EN),危急(VU・絶滅の危険が高まっている)などのランクに分けられています。ウミガメや,ツキノワグマ、ジュゴンなどよく知られているものから,メダカやマツタケのように身近なものまで、日本でも約3800種が絶滅危惧種に登録されています。人間の乱獲や開発によって自然環境が激変している現在、これらの中にはすでに姿を消しているものもあると思われます。先日、塾の近くのマンションの植え込みでタイワンツバメシジミを見かけました。美しい小型のチョウですが、これも絶滅危惧種(EN)です。
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カテゴリー: ■いきものばんざい【なぜオニ? ~オニユリ~】ユリ目ユリ科
山を歩いているとその鮮やかなオレンジ色が目を引く大型のユリです。「オニ」がつくのは、他のユリよりも大きいからとか、花の形が赤鬼に似ているからとか。「オニバス」という大型のハスが知られていますが、これは葉に大きなトゲが生えているから。オニグモやオニヒトデにもトゲがありますから、「大きいか(あるいは大きくて)、トゲがある」ということでしょうか。大きいことを表す言葉には「熊」(クマンバチ、クマザサ)や、「殿様」(トノサマガエル)や「大王」(ダイオウイカ)もありますね。「鬼うまい」(とてもおいしい)という言葉を聞いたことがありますが、「熊うまい」とか「大王うまい」とか言うようになるんですかね。ならないか。