【神の島 ~ミヤジマトンボ② ~】トンボ目トンボ科
日本のトンボ類の中では最も絶滅が心配されている種です。生息は日本では宮島の限られた地域のみ。海辺の湿地に住むというやや特殊な性質を持つため、開発が進んだ他の瀬戸内海の島々には生息が認められていません。宮島は古くから神の島としてあがめられてきたため、開発が禁じられていた結果、ミヤジマトンボが生息できる環境が残ったと考えられます。シオカラトンボに似ていますがやや小柄。なぜか宮島と、中国の香港にしか生息が認められていません。宮島はそんな貴重な生物が住んでいる島でもあるのです。
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東南アジア原産の熱帯魚です。色の鮮やかさも目をひきますが、強いなわばり意識を持ち、「闘魚」という別名のとおり、他の個体が近づくと激しく威嚇・攻撃する性質を持ちます。背びれや尾びれ、エラまでを最大限に広げ、ふるわせて威嚇します。1匹で飼っている場合は、鏡を使うとこのフレアリングが観察できます。また、ベタはラビリンス器官という空気呼吸が可能なしくみを持っており、水中の酸素が少ない状態でも生きていけます。熱帯の川は流れもおそく、水温も高いため、酸素が水にとけにくい状態です。これに適応したものと考えられています。日本人が海藻を消化できるように環境に合わせて適応したのと同じですね。
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カテゴリー: ■いきものばんざい【植物は薬剤の宝庫 ~コーヒーノキ~】リンドウ目アカネ科
コーヒーノキの実をひいて粉をつくり、それをお湯で濾した飲料がコーヒーです。日本では沖縄や小笠原諸島などでわずかに生産されています。コーヒーの成分、カフェインは眠気ざましの効果で知られていますが、昔から人々は経験から学び、薬として植物を用いてきました。のど飴に入っているショウガやカリンもその例のひとつです。菌類ではありますが、抗生物質のペニシリンがアオカビから見つかったことはよく知られているとおりです。今はトウモロコシやジャガイモなどを使って植物に薬を生産させる方法の研究も行われているんですよ。植物が果たしている役割はとても大きいのです。