気になるニュース514回「5つ目の世界自然遺産」

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【問】

5月10日に、事実上の世界自然遺産登録決定と言える勧告が出された地域はどこでしょうか?

【答】

沖縄・奄美

詳細にいうと、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」地域が世界自然遺産に登録されることがほぼ確実になりました。2017年に政府がユネスコに推薦を始めたものの、最初は推薦地域が飛び地になっていることなどから仕切り直しとなりました。それらを改善して再度推薦したところで、今度はコロナの感染拡大で世界遺産委員会が延期となってここまで登録可否の判断は先送りになっていました。

皆さんはこの地域でしか見られない貴重な動物をどのくらい知っているでしょうか。代表的なものとしては、奄美大島と徳之島でしか生息していないアマミノクロウサギ、沖縄島北部でしか見られない飛べない鳥ヤンバルクイナ、西表島にのみ生息するイリオモテヤマネコなどが有名です。ただ、それ以外にも登録される4島には、脊椎動物が約740種、昆虫が約6000種生息しており、生物の多様性が豊かなことがわかります。

ところで6年生の皆さんは、これまでに登録されている日本の世界自然遺産を4つ答えられるようになっていますか? 鹿児島県の屋久島、東京都の小笠原諸島、青森県と秋田県の県境の白神山地、北海道の知床半島ですよね。新しく登録された世界遺産は入試でも出題されることが多く、関連する内容もやはり頻出です。こういう機会にしっかり復習しましょう。

(五日市教室T)