【問】
広島の企業がこのたび開発した新種のキャベツは、ある料理のために品種改良されています。
何の料理に使うためのキャベツでしょうか?
【答】
お好み焼き
皆さんご存知の通り、キャベツの旬は冬や春です。
夏場にも高冷地で栽培されたものがありますから、年間を通して食べられるものの、一般的に夏場のキャベツは糖度が低く、仕上がりの味で一歩劣る部分があったそうです。
そこで動いたのが、オタフクソースでした。
どうせ作るならと、糖度についてだけでなく葉の厚みや、水分量にまでこだわった一品を作り上げてしまったのです。
「ふっくるキャベツ」というシリーズで作られたこのキャベツは、「はるおこ」「なつおこ」「あきおこ」「ふゆおこ」と夏場用のものだけでなく、四季それぞれの環境に合わせたものが、年間を通して栽培されています。
また、このキャベツは主に広島県内で栽培されており、お好み焼きの味を良くするだけでなく、新たな地域ブランドの開拓にも貢献しています。
5年生の社会でキャベツの生産について学習する際には「愛知県と群馬県で生産が盛んで、群馬県の嬬恋村が有名」ということを教えています。
広島の農産物と言えば、レモンの生産量が全国1位であることや、三次のぶどう「ピオーネ」などを教えますが、数年後には「ふっくる」も学習することになるかもしれませんね。
(五日市教室T)