今年はブドウの作柄がよしとはいえず、夏の高温とここのところの大雨などで結構実が傷んだり落下したりしてしまいました。
落葉も早く、まだ色が熟しきっていない実も結構ありますが、現在収穫作業中。
さらにスズメの食害もあり、隣の家の屋根から食事にいらっしゃいます。こら。食うな。
最近の雨は勢いがひどいですよね。
せっかく発芽しても、豪雨に叩かれて折れたり倒れたり。土も流されますので…。
いろいろ育てて20年くらいになりますが、気候の変化に自分の技術が追いついていない気がします。
品種改良のスピードがこの温暖化のペースに間に合うのか、とか考えると不安ですね…。
先達から何百年も受け継いできた技術が役に立たなくなる可能性も出てきます。
農業政策は国を挙げてのプロジェクトにしていくべきだと思うのですけれど、そんな大ナタはないか。
生活を、いや生命をどうやって維持していくかということの方が大切なはずなんですけどね。
原発問題もしかり。
ものごとの規模が大きくなると修正しようにもなかなかできないのでしょう。大きなエネルギーと勇気がいる。
身の丈にあった生活をしていきたいものです。
どんな生活をしたいのか、どんなことを自分ができるのか。
生きる具体的な技術を子どもに学ばせる場所がもっとほしいです。
(五日市教室A)