気になるニュース第205回 「今年の漢字」

【問】

12月12日、日本漢字能力検定協会が決めた「今年の漢字」が京都の清水寺で発表されました。
2014年の世相をあらわす漢字一文字は何ですか。

【答】

「今年の漢字」は、世相を表す漢字一文字を公募し、最も応募数の多かったものが選ばれます。今年は全国から167,617票の応募があり、「税」が8,679票を集めて1位となりました。
今年の漢字が「税」となったのは、今年4月に17ぶりに消費税が5%から8%に引き上げられたことと、「税」に関わる話題が政財界で話題となった年であることが理由として挙げられます。消費税の増税は、年金や医療費などの社会保障費の財源確保のために必要です。一方で、税金のつかいみちを決める国会議員や県議会議員による政治と金の問題も多くありました。せっかくあつめた「税」なのですから、有効に使ってもらいたいですね。

2位にはソチ冬季五輪の熱戦やエボラ出血熱などから「熱」、3位には地方議会での政務活動費の不正支出やゴーストライター騒動などから「嘘」、以下は「災」、「雪」などが続きます。
ソチ五輪の熱戦以外は、どれもあまり良くない漢字ばかり候補になった印象があります。
来年は明るい漢字が候補に並ぶといいですね。

(西条教室F)