22日は朔旦冬至でした。
新月と冬至が重なるのはめずらしいことみたいですね。
月と日の始まりをそこに見て取った昔の人の感性に感心してしまいます。
冬至にはかぼちゃとゆず湯、というのがよく知られていると思いますが、「ん」のつく食べものを食べて運気を呼び込むという風習もあります。
京都では「ん」が二度つく食べ物(なんきんとかぎんなんとか)七種類食べるそうな。
「ん」はいろは・五十音の最後でもありますから、これも始まりを意識してる? と思ったり、音としても「ん」は「うん(運)」を表してるのかな、と思ったりで、われわれのご先祖さまの言葉遊びというか語呂合わせというか、そういった遊び心も感じますね。
先日、近所のコンビニのそばに、例の「春夏冬二升五合」の垂れ幕がかかっていたのですが、娘に説明するのに「二升五合」の件はちょっと困りました。
同じ日に別のところで、「春夏冬中」の看板を発見して、今日はこういったものがやたら目につくなあ、と思いました。
「十三里」=「焼きイモ」。「栗(九里)より(四里)うまい十三里」。
「圀」を「八方ふさがり」。
歌舞伎役者の着物の模様によくあった「鎌輪ぬ」などの絵判じ。
携帯などの絵文字文化もこういったものの延長線上にあるような気がします。
これ、アルファベットだと難しそうだなあ…
さて、冬至に何か「ん」のつくもの食べたっけ? うーん…
と考えてみると、「うんしゅうみかん」を食べてました。よしよし(笑)。
(五日市教室A)