それでもI will be…(225)

先日、プロ棋士とコンピューター将棋ソフトが5対5の団体戦で争う第2回電王戦で、コンピューターの3勝1敗1持将棋(引き分け)という結果になったというニュースを読みました。

たしか、映画・ドラマ「ターミネーター」の世界では、人間に反乱を起こしたスカイネットの開発に結びついたのが、チェスソフトだったのでは…と、少々怖くもなりました(笑)

それはともかく、コンピューター側の最後の一勝ですごいと思ったのは、その圧倒的な強さよりも、「新手」を生み出して勝ったという点。

これまでコンピューターといえば、膨大なデータの蓄積が得意で、新たに何かを創造することにかけては、人間の領域に立ち入れないだろうと思っていたからです。

最近では、小説作成ソフトまであるという話も聞きますから、人間もうかうかしていられません。

気がついたら、コンピューターに勝てる要素が何一つなかった、なんて事態も考えられる時代なのです。

では、これからますますコンピューターの性能が上がっていったとして、私たち人間が「らしさ」を発揮する場面はどこでしょうか?

皆さんが学習を進める上で、こういうことにも意識を向けておくと、また違った側面が見えてくるかもしれませんね。

(己斐教室S)